はじめに
元警察官としての転職の動機
私は大学卒業後、警視庁に入庁し約18年間勤務してまいりました。交番勤務から始まり、刑事部そして警務部など数多くの畑を経験し、その半分ほどが本部勤務でした。多くの仲間、頼れる上司、働きやすい勤務環境であったと感じています。そんな私が40歳の時、突然退職を決意し不動産会社を経営することにしました。退職するきっかけとなった理由のうち一つは、親族の持つ不動産の管理や、相続など含め誰かが不動産会社を作った方が、メリットが大きいという結論に至り私が自ら、その道を選びました。詳しい内容は、今後お話ししていきたいと思います。現在会社は3期目で何とか小規模ながら頑張って経営しております。皆さんにお伝えしたいのは決して警察が嫌でやめたわけではありません。警察官として、人として大きく成長できた貴重な18年間だったと感じています。今でも外郭団体として警察活動に微力ながらサポートさせていただいております。実際、さまざまな行事で警察署に行くことがありますが、そんな時には、懐かしく戻りたくなることもあります。一度きりの人生悔いの無いようにできることを精一杯やっていこうと思っています。
新しいキャリアを目指す理由
退職の理由は、人それぞれで現在の会社が嫌になり退職する人、一方で仕方なく退職せざるを得ない人、そこまで嫌ではないがさらにキャリアアップできる職場に自分の実力を試すためなど理由はさまざまです。私が新しいキャリアを目指した理由は、先に述べたことの他に、自分のスキルや経験をより広く活用し、これまで培ってきた警察官としての能力を新たな環境で発揮することで、さらなる成長と挑戦の機会を得るためです。特に、コミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決力といった強みを活かし、異なる業界でのキャリアアップを図りたいと考えました。また、民間企業での柔軟な働き方や多様な職務経験を通じて、個人としての成長や充実感を追求したいと感じました。「馬鹿な大将、敵より怖い」という言葉があるように、「なんでこんな人の下で、こんな非効率な働き方しなければならないのか」「俺ならもっと上手くできる」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。偉くなるため多くの部下から嫌われ、自分のキャリアを守るため、上の目だけを伺うそんな人間にだけはなりたくありません。
自己分析とキャリアプラン
自己分析の重要性は、転職活動を成功させるための第一歩として欠かせません。まず、現在の自分が持っているスキルや経験を徹底的に見直すことで、転職市場での自分の強みや弱みを把握することができます。例えば、警察官として培ったコミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップなどは、他の職種や業界でも非常に価値のあるスキルです。これらのスキルがどのように新しい職場で役立つかを具体的に考えることで、応募書類や面接でのアピールポイントが明確になります。
また、過去の経験を振り返ることで、自分がどのような状況で最も力を発揮できるかを理解することも重要です。特定のプロジェクトや業務での成功体験や、困難を乗り越えたエピソードを整理し、それらが新しい職場でどう活かせるかを考えることで、より具体的なキャリアプランを描くことができます。
さらに、自分の価値観を見直すことも欠かせません。仕事において何を最も重視するのか、どのような職場環境や働き方が自分にとって理想的かを明確にすることで、転職先を選ぶ際の基準がはっきりします。例えば、ワークライフバランスを重視するのか、キャリアアップの機会を優先するのか、自分にとっての優先事項を明確にすることで、ミスマッチを避けることができます。
このように、スキル、経験、価値観を見直す自己分析は、転職活動の方向性を定めるための重要なステップであり、自分に最適な職場を見つけるための基盤となります。自己分析をしっかりと行うことで、自分の強みを最大限に活かし、転職先での成功を手に入れることができると思います。
転職活動の進め方
- 求人情報の探し方:転職サイト、エージェントの利用※転職エージェントがいなかったら転職はできなかったと思うほど頼りになりました!
- ネットワークの重要性:元同僚や知人の活用
成功事例
元警察官が転職に成功した具体的なケースは、身の回りでサイバー犯罪対策課から楽天、アメックスに転職した人も。年齢が若ければ資格を取って、やりたい仕事に就くことも可能でしょうが、ある程度の年齢だとかなり職種が制限されてしまいますので、エージェントと話してアドバイスをもらうことで新しい発見もあります。
おすすめの業界と職種
- 元警察官に向いている業界:セキュリティ、法律関連、不動産
- 人気の職種:リスクマネジメント、法務、営業
まとめと今後の展望
転職活動を成功させるためのポイント総まとめ
自己分析を徹底的に行いましょう。自分のスキル、経験、価値観を見直し、強みと弱みを把握することで、自分に合った職場や職種を見つけるための基盤が整います。次に、キャリアプランを作成します。短期・中期・長期の目標を設定し、具体的なキャリアビジョンを描くことで、転職活動の方向性が明確になります。
業界研究と職種選びも重要なステップです。興味のある業界や適性のある職種をリサーチし、自分に合った職場を探しましょう。また、履歴書や職務経歴書の作成にも力を入れましょう。警察官としての経験を具体的なエピソードでアピールし、魅力的な応募書類を作成することが大切です。よくある質問に対する回答を準備し、自己PRや志望動機を明確に伝えることで、面接での評価が高まります。
求人情報の探し方にも工夫が必要です。転職サイトやエージェント、ネットワーキングを活用して幅広く情報を収集しましょう。転職活動に伴う手数料や費用を把握し、無駄を省くために比較検討することも大切です。他の転職者の成功例や失敗例を学ぶことで、自分の活動に役立てることができます。
読者へのエール:転職活動に挑戦する全ての元警察官への励ましのメッセージ
一度しかない人生、自分らしく生きるため転職という決断は決してダメなことではありません。むしろその行動に移す勇気があるってことが素晴らしいと思います。転職を考えいる人に取って警察官はマイナスではなく、プラスであるっとはっきり言えます。私がそうでした。大手不動産仲介業でも1年で10年いる人間に勝る成績、実務能力をつけることだってできます。自信を持って自分の選んだ道を突き進んでください。
最後に、警察官時代から、「迷ったら、GO!」とりあえずやってみて失敗なんか恐れず、後悔しない人生を歩む。が座右の名です!
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